千代田区司法書士行政書士|イーグル司法書士事務所

教えて!結局、戸籍の種類って何種類あるの?

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こんにちは! 

スタッフの坪田です。

 

今回は「戸籍の種類についてお話ししたいと思います。

というのも、お客様からよくこんなご質問をいただきます。
「謄本とか抄本って、どう違うの?」「原戸籍とか除籍謄本って、よく聞くけど何のこと?」

 

それぞれの違いを知っておくことで、相続に必要な書類集めもスムーズに進めることができます。
それでは詳しく見ていきましょう

 

1.戸籍謄本と戸籍抄本の違い

 

まずは、「戸籍謄本」と「戸籍抄本」の違いを見ていきましょう。

 

戸籍謄本とは、その戸籍に記載されているすべての人の情報(本籍地、出生日、死亡日、続柄など)が記載されています。
例えば、夫婦と子ども1人の3人家族であれば、3人全員の情報が載っています。

 

一方で、戸籍抄本とは、戸籍の中から一部の人だけを抜き出したものです。
例えば、先ほどの家族構成であれば、夫だけ、または子どもだけの証明が必要なときに請求します。

 

よく間違われるのですが、戸籍謄本自体には、住所の記載はないので、ご注意を!
 なお、住所や本籍地の違いについては、前回の記事で解説してるので、もしよければご参照ください。

 前回の記事はこちら

 

2.除籍謄本とは?

 

次に除籍謄本について見ていきましょう。
除籍謄本とは、その戸籍に記載されていた人が全員除籍された後の戸籍のことを指します。

 

ん~、ちょっとわかりずらいですね(笑)
具体例で考えてみましょう。代表的なケースとしては、結婚や死亡が挙げられます。

つまり、戸籍に記載されている全員が結婚や死亡などで除籍された場合、その戸籍は除籍謄本として扱われるようになります。

 

※注意点として、全員が除籍された場合に初めて除籍謄本となりますので、
 現存する人がいる場合、その戸籍謄本は除籍謄本にはなりません。

 

3.原戸籍とは?

 

最後に、原戸籍について見ていきましょう。
原戸籍とは、戸籍制度が改正される前の古い戸籍のことです。

 

この改正というのは、行政の制度変更に伴って実施され、管理方法や戸籍の書式が変わることを指します。
例えば、平成6年の戸籍改正では、それまで手書きで紙に記録されていた戸籍が、コンピュータ上で管理できるようになりました。
また、書式も縦書きから横書きになり、記載方法についても文章形式から項目化形式へと変更になりました。

 

このように、改正前の古い形式の戸籍を原戸籍と呼びます。

原戸籍には、現在の戸籍には載っていない昔の家族関係や除籍者の情報が含まれているため、相続手続きの際に必要な書類の一つです。

 

4.最後に

 

いかがでしたでしょうか。
戸籍の種類を正確に理解しておくことで、相続手続きの際の書類集めもスムーズになることでしょう。

 

なお、戸籍に関しては、改正が実施されることもあるため、最新情報を確認しておくことも大切です。
直近では、戸籍に「フリガナ」が記載されるといった改正がありましたね。
この点については、別の機会に詳しく触れたいと思います。

 

もし「戸籍や本籍地の書類をどこから集めたらいいか不安」という場合は、当事務所で書類の収集から登記申請までサポートしています。
無料相談も随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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