「婿養子?!」

こんにちは、黒川です。

 

6月も終わりに近づいてきましたが、ジューンブライド(June bride)ということで、

今回は、「婚姻」と「戸籍」の話しです。

 

戦後「家」制度が廃止されたというのは、皆さんご存じのことと思いますが、

私たちは日常会話の中で、「家」制度の名残で、

言葉の意味を混同したまま使用していることがあるようです。   june bride.png

 

たとえば、「○○家に入る」

 

これは、旧戸籍は、「戸主」を筆頭として、

代々承継される「家」と呼ばれる単位で作成されており、

結婚すると、原則として妻が、夫の「家」の戸籍に入ったので、

この言い方がされていました。

 

しかし、現在は、結婚すると夫婦2人の新しい戸籍が作られますhouse

 

2人の新しい姓として、夫の氏を選択し、また夫が戸籍の筆頭者となることが多いので、

何となく男性の家に入ったような表現がされますが、

「○○家に入る」という現象は、戸籍上は起きていません。

 

また「婿養子」という法制度も、今はありません。

 

旧法で、妻の実家において、戸主の直系卑俗の男性がいない場合に、

夫が婚姻と同時に妻の両親と養子縁組し、

夫が妻の「家」の戸主を承継する者となるのが、「婿養子」という制度です。

 

現行では、戸主を承継するという戸籍制度自体がないので、

よって「婿養子」という制度もないのです。(婚姻+普通養子というパターンはあります)

 

漫画サザエさんのマスオさんは、                    ajisai.png

「婿養子」の代名詞のような言い方をされることがありますが、

単に、妻の実家で暮らしているというだけです。

名字も、「磯野」ではなく「フグ田」ですねhappy01

 

このほかにも戸籍は、知るとなるほどと思うことがありますので、

またの機会に書きたいと思います。